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日曜の黄昏時にリスナー魅了 ラジオドラマの新たな可能性

公開日:2020年4月02日

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

TOKYO FM『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~』制作部DATA
  • 放送日:毎週日曜17時~17時55分
  • 放送開始:2006年4月
  • 体制:番組制作スタッフは脚本家込みで約15人。2週間~1カ月に1度企画会議を行う。
  • 『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~』はTOKYO FMを含むJFN38局ネットで、2006年から放送しているラジオドラマだ。主人公はごくごく普通の平均的(=アベレージ)なサラリーマン、「安部礼司」。彼が働く架空の企業を舞台に、社会の荒波に揉まれながら成長していく様子を、今の30~40代がツボと感じる音楽や流行の話題をちりばめながら描いている。

    放送時間は毎週日曜17時から約1時間。プロデューサーの高橋智彦氏は「月曜日から仕事が始まるリスナーにとっては憂鬱になり始める時間帯。少しでも楽しく元気になってもらいたい」と思いを語る。

    リスナーと一緒に歳を重ねる

    ターゲットは安部礼司と同じサラリーマンを想定しているものの、ラジオの視聴環境からして、実際のリスナーは子どもから大人まで幅広い。熱心なファンも多く、最近では親子二世代で聴いているという声も寄せられている。多くのリスナーを引き付けている理由のひとつに、共感しやすいストーリー設計がある。企画会議では、制作スタッフらが持ち寄ったネタを元に、"サラリーマンあるある"にも詳しい広告会社の担当も交えて話し合っている。もちろん、スポンサーのレピュテーション向上につなげることが前提にある。

    サラリーマンが主人公なので、ドラマの中には、ガジェットやテクノロジーなど、ビジネスの現場で使えるトレンドグッズも登場する。「コメディドラマなので、笑いに持っていけるようなユニークな新商品があれば、積極的に取り上げるようにしています」 …

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