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Twitter活用の広報戦術

広報担当がYouTuber!? 炎上を恐れないチャンネルの裏側

Twitterのみならず、YouTubeの公式チャンネルを開設する企業も増えている今。東京・神奈川・埼玉エリアで事業を展開するタクシー会社の三和交通では、自らYouTuberになって自社のファンづくりに貢献する広報担当者が活躍中だ。

(左から)三和交通の広報担当で、YouTubeにも出演しているちーちゃん、KOOちゃん、まーちゃん。

広報担当の"まーちゃん"と"ちーちゃん"が、苦渋の表情で激辛焼きそばを食べたり、ワイワイとゲームをしたり。一見、企業の広報動画とは思えない、親しみやすいコンテンツをYouTubeで配信しているタクシー会社の三和交通(横浜市)。2019年10月現在のアップロード数は540本以上、チャンネル登録者数は5200を超えた。

採用ブランディングが目的

なぜ広報担当がYouTuberに扮して、ユニークな企画に取り組んでいるのか。広報の和田茉璃奈氏(まーちゃん)によると、主な目的は採用ブランディング。「自社のことをどれだけ多くの方に知っていただけるか」を重視しているという。

そのため、YouTubeのトレンドに上がっている人気企画の中から、不快感を与える恐れがなく、企業として参加できそうなものを選んで動画にすることもある。「企業の広報動画は真面目なトーンのものが多いですが、当社は炎上ギリギリを狙ったコンテンツにもチャレンジしています。YouTubeではいつも通りの明るくて楽しい社内の様子を発信したいと思っているからです」と和田氏。実際に就活生から「YouTubeを観ています」と言われることも増えている。

このような自由な発信ができるのは「社長が主導しているから」と和田氏。吉川永一社長は、「心霊ツアー」「忍者でタクシー」「SP風タクシー」など、次々にユニークな企画を考えるアイデアマンだ。YouTubeで実施した企画も、そのほとんどが吉川社長の発案だ。

吉川社長は、過去にミュージックビデオの制作などに携わっていたため、動画は得意領域。そのため、2013年にはニコニコ生放送、2017年にはYouTubeチャンネルの本格始動を指揮した。

ただ、社名の認知度が低いなかでチャンネル登録者数を増やすのは難しい。"再生回数2ケタ"が続くこともあったが、それでも挫折することなくコンスタントに投稿し続けてきた …

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Twitterの日本上陸、そして企業アカウントが注目されるようになり約10年が経過しました。時勢や時代の気分を読む力とともに双方向性を重視したやりとりが求められる、その役割は「企業広報」そのもの。そんなTwitterの名手たちは今、ソーシャルメディアを取り巻く企業コミュニケーションの変化をどのように見ているのか。この10年の進化や変化とともに、振り返ります。