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Twitter活用の広報戦術

老舗が唯一無二のポジション確立へ ロングセラー生存戦略としての活用

  • 井村屋

2019年3月に過去最高益を更新した老舗食品メーカーの井村屋グループ。フォロワーの心をつかむ"ゆるい"コミュニケーションで、若者にも愛される企業ブランドへと成長している。

DATA
開設 2012年7月
フォロワー数 約15.5万
担当者数(部署) 1人(商品営業企画部)
投稿内容 企業や商品の情報(約3割)、日常会話やリプライ(約7割)
"中の人"の人格 おっちょこちょい

1896年創業で、あずきバーや肉まん、あんまんをはじめとしたロングセラー商品で知られる食品メーカーの井村屋(三重・津)。同社がSNSに力を入れるようになったのは、企業アカウントによる発信が活発になってきた2012年のこと。商品営業企画部で販売促進などを担当していた現Twitter担当者が、自社でもTwitterを使った発信を始めるべきではないかと提案し、社内の承認を得てスタートした。

菓子・食品・冷菓など様々なカテゴリーの商品を200種類以上扱っている同社だが、予算の関係などで広告を打つことができるのは代表的な商品のみ。そこで担当者は、普段PRすることのできない商品をマス広告を使わずに世に広める方法としてTwitterに注目した。同時期にECサイトの立ち上げも担っていたため、サイトとの連動性も考えてのことだった。

当初から変わらないスタンスが、"Twitterでモノは売れない"。「商品や企業の認知を高めることが目的なので、ECサイトでの購入は"あわよくば"くらいに捉えています」と担当者。

同アカウントは、初年度は3000フォロワーを目安に、少しずつ育てていく計画だった。しかし、開設から2カ月の2012年9月に想定外の"バズ"を経験(A)。このツイートの影響で、数百人だったフォロワーは一気に1万人以上に増えた …

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Twitterの日本上陸、そして企業アカウントが注目されるようになり約10年が経過しました。時勢や時代の気分を読む力とともに双方向性を重視したやりとりが求められる、その役割は「企業広報」そのもの。そんなTwitterの名手たちは今、ソーシャルメディアを取り巻く企業コミュニケーションの変化をどのように見ているのか。この10年の進化や変化とともに、振り返ります。