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「ググる」から「タグる」へ ビジュアルを活用したPR術

公開日:2019年7月30日

オンラインの情報流通構造が複雑化し、広報の手法も変化しています。デジタルPRの基本と戦略に活かすヒントを専門家がお届けします。

    今回のポイント

    (1)タグで検索する世代に情報を届けるには

    (2)画像コンテンツは「映え」だけではない

    (3)シェアしたくなるお役立ち情報をマルチユース

「ミレニアル世代」(1980年代~90年代半ば生まれ)の後半や「Z世代」(1990年代後半~2000年代前半生まれ)を中心に、ネット上での情報収集の行動が変化しています。Googleなどの検索エンジンを使って「ググる」のではなく、SNS上のハッシュタグをたどっていく「タグる」と呼ばれる行動が主流となってきました。例えば飲食店の評判や人気メニューを調べる場合、「食べログ」などの口コミを探すよりもInstagramの関連タグを真っ先に検索している状況があります。

このような変化を捉えると、従来型の情報流通では若者世代に情報を届けることが難しくなっていることが分かります。ニュースや報道を増やすことが必ずしもゴールではないですし、TwitterやInstagramなどSNS上の接点も複数あります。そこで今回は、情報源が多様化した環境下でのプレスリリースの役割について考えていきたいと思います。

リリースの画像添付は増加傾向

リリース配信サービスの「PR TIMES」でも、PR用の素材選びが近年変化してきました。リリース内で使用されている画像点数はこの数年で増加傾向にあります。現在、PR TIMESでは1件のプレスリリースにつき平均4.8点の画像を使用しているというデータがあります(2018年度実績)。さらにすべてのリリースで使われている画像を累計した点数は前年度比で134%にのぼります(2016年度:32万8395点、2017年度:45万6688点、2018年度:61万5762点)。

なおかつ、従来の商品画像はシンプルな宣材カットが多かったのですが最近は利用シーンを想起させるイメージカットや、いわゆる「映える」ような雰囲気を演出したリッチな画像が増えてきました。PR TIMESでは画像点数の上限を20点としているのですが、なかにはリリース自体のテキスト情報は極力少なくし画像を並べることで直感的に伝わるよう工夫をしているケースも見られます。

ビジュアル化が進んでいるのはBtoCの商材だけではありません。例えばBtoBのセミナーやイベントで用いられる場面が増えているのが「グラレコ」です …

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