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あらゆる事象をアートの観点で検証『芸術新潮』の編集方針

公開日:2019年4月15日

業界ごとに存在する数多くの専門メディア。広報担当者にとっては、メディア対応の登龍門となることも多いでしょう。その編集方針やヒット企画、注力テーマを聞き、関係構築のヒントを探ります。

『芸術新潮』編集部DATA
  • 部数:2万8333部(日本雑誌協会2018年7~9月公表印刷部数)
  • 発行:毎月25日
  • 定価:1440円(税込)
  • 創刊:1950年。A5判、文字中心の総合芸術雑誌として創刊。小林秀雄著『ゴッホの手紙』も本誌連載から生まれた。1980年代以降ビジュアル化により、現在のA4変型判になり毎号特集を組むように。
  • 形態:A4変型判
  • 年代別読者データ:
  • 『芸術新潮』は絵画、古美術、建築、現代アートからヌード写真まで、あらゆる事象を「アート」の観点で検証する芸術総合誌だ。

    2019年2月号の特集「奇想の日本美術史」は、2月9日から東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」(~4月7日)と連動。展覧会では息長くブームが続く伊藤若冲や江戸時代の絵画を扱うが、特集では縄文時代の土器から、昭和期のつげ義春のマンガまで「奇想」というキーワードを用いて解説する。

    昨年来、ムンク展が66万人、ルーベンス展が33万人、フェルメール展も68万人の入場者を集め、美術展の大型化が目立つ。2018年12月号では「文化事業から興行へ」と題し、「鑑賞するよりも素直に面白がって楽しむ」時代相を論じた。編集長の吉田晃子氏は、「2000年の若冲展以降、若年層がネットで感想を記して拡散する傾向に拍車がかかりました」と指摘する …

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