北米で19世紀後半以降に活躍し、現代広報PRの歴史的発展に貢献した偉人の功績を紐解きます。
「大統領広報」のパイオニア
セオドア・ルーズベルト

セオドア・ルーズベルト
Theodore Roosevelt
(1858-1919)
Hulton Archive/ゲッティイメージズ
◆ プレスルームを改装し、記者懇談会を毎日開催
◆ 公式の大統領報道官を初めて登用
◆ 報道を前提とした広報写真や地方遊説を導入
ルーズベルトは軍人や政治家、歴史家、探検家など様々な顔を持っていました。1901年9月、暗殺されたウィリアム・マッキンリー大統領に代わり、副大統領だったルーズベルトは史上最年少の42歳で第26代大統領に就任。日露戦争(1904-1905)後の調停役が評価され、アメリカ初のノーベル平和賞を受賞しています。強いリーダーシップを持って多くの政策を進めました …