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創業230年以上の地に完成、武田薬品工業の新社屋に潜入

武田薬品工業は2018年7月、世界70カ国以上に展開するタケダグループの旗艦となる武田グローバル本社を中央区日本橋にグランドオープンした。明治時代に事業拠点を構えていた土地で、企業価値のグローバル化に挑む。


武田薬品工業は2018年7月、東京本社の機能を受け継ぎ、世界70カ国以上に展開するタケダグループの旗艦となる武田グローバル本社を中央区日本橋に完成させた。

このビルの建設は、官・民・地元が一体となって推進している「日本橋再生計画」の一翼を担う「日本橋本町二丁目特定街区開発計画」の一環でもあったが、日本橋本町は江戸時代には薬問屋が集まった「くすりの街」として知られており、タケダグループが明治時代に事業拠点を構えていた縁の深い場所。クリストフ・ウェバー代表取締役社長CEOは「このようなストーリーを持つことは、企業価値をグローバル化させる上で重要な要素のひとつ」と考えている。

また、世界中から人々が集まるオフィスビルを建設するにあたり、内観デザインは企業のブランド戦略や空間デザインに関する実績を持つアートディレクターの佐藤可士和氏が監修した。コンセプトは「人間の『生きる力』」。ビル内のあらゆる場所には漢字を用いたアートワークをはじめとした、国産ヒノキを使った意匠が施されている。

「このビルを訪れたお客さまには『タケダに対するイメージが変わった』と言われます。外国にいるグループ社員からは『東京のグローバル本社を見たいから日本に行きたい』という声も聞こえてきます」と、広報担当のグローバルヘッドである加藤信子氏は嬉しそうに話す。

デザイン面のみならず、執務エリアのオープンな空間設計や、部門によってはフリーアドレス制を採用するなど、社員の働きやすさも重視。創業から230年以上という伝統と格式の上に、さらに斬新さもある機能を加えたオフィスビルとなっている …

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