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通巻100号記念企画「広報の仕事に必要なこと」

ベテラン50人の一問一答「広報・PRの仕事はこれからどう変わっていく?」(2)

広報・コミュニケーションの仕事は、報道対応だけではない。企業広報と商品広報のバランス。企業として社会に提供できる価値。事業成長に寄与するマーケティングPRなど、その役割は広がっている。

Q.2
「広報(パブリックリレーションズ)」の役割や意義は、どのように変化していくべき?

    社会の声を社内に伝え 企業価値向上につなげる

    シスメックス
    コーポレートコミュニケーション本部長
    兼 IR・広報部長
    岡田紀子

    企業の情報発信に加え、社会が求めるニーズや要望を社内にフィードバックし、企業価値の向上につなげていく役割が拡大すると思います。企業が持続的に成長するには、ステークホルダーの支持が必要です。昨今、企業の社会的責任であるCSR(Corporate Social Responsibility)の重要性も高まっており、人材育成や働き方の問題、環境やガバナンスなど見えない価値に関しても広報として情報を発信し、さらには社会の声を社内にフィードバックし改善につなげていくことが、以前にも増して重要になります。

    「どんな問題を解決できるか」企業や商品自体に社会性を

    はとバス
    広報室 室長
    永野正則

    企業や商品自体に社会性が求められ、どれだけ社会に必要な存在であるか、こういう企業だから社会に必要だというコミュニケーションが大事になっている。企業は所詮、歯車のひとつ、社会にゴロゴロ転がっている問題を一個ずつ解決していく企業であると言い切ってしまうカッコよさ、そういう企業のモテ期がやってきた。広報には社会との接点づくりが求められている気がする。「幸せになること。人は、まちがいなく、その北極星をめざしている。」大御所、岩崎俊一さんの言葉に同感。広報もここを目指していかねばならない。目指す星はただひとつだ。

    企業経営におけるESG 持続可能性の理解浸透へ

    クボタ
    コーポレート・コミュニケーション部長
    細谷祥久

    発信力を持つステークホルダーと向き合うために、企業の広報にはコミュニケーション・リーダーとしての役割が期待される。報道・危機対応とともに、社内広報、ブランド、CSR、IR、採用などの情報発信の指向を一貫性ある戦略で束ね …

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この記事が含まれる特集

通巻100号記念企画「広報の仕事に必要なこと」

2009年に月刊『広報会議』が誕生してから、今号で通巻100号を迎えます。
この8年、新たな概念・手法が多数登場しましたが、常に変わらないこともあります。

では今、社会においてどのような広報活動が求められているのでしょうか。
今回は100号記念企画として、50人のプロフェッショナルにその答えをうかがいました。

もちろん、答えは企業の数だけあります。
ぜひ日々の活動の指針づくりのヒントに、活用していただければと思います。