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通巻100号記念企画「広報の仕事に必要なこと」

広報のプロが語る「この仕事の醍醐味、やりがいとは?」(1)

広報というと、メディアに接する華やかな仕事などと思われがち。ところが長く現場を知るベテランは、酸いも甘いも知っている。それでもやっぱり、この仕事を続けてきたのは理由がある。

Q.1
近年、最も広報の力を実感したエピソード、仕事の醍醐味や面白さ、やりがいを感じた経験は?

    市民発案のプロジェクトに密着 広報で可能性が広がった

    流山市役所
    マーケティング課 メディアプロモーション広報官
    河尻和佳子

    はじめは小さく始まった市民発案のプロジェクトを立ち上げから実現まで取材。地域でのスタートアップの苦しさと楽しさに伴走するような気持ちでした。その効果もあって、多くのメディアにプロジェクトが取り上げられることになり、「ぜひ協力したい」「ビジネスとしてさらに発展できないか」など、たくさんの反響がありました。自分が広報として関わることで、新たな可能性が広がり、プロジェクトメンバーのやる気につながるお手伝いができました。広報の力は、発信や伝播だけでなく、人の可能性や気持ちも上げることができると実感しました。

    広報発の企画で企業価値向上「ゲームクリエイター奨学金」

    サイバーエージェント
    全社広報室
    シニアマネージャー 兼 広報責任者
    上村嗣美

    広報発で企画・実施したことが、社会的に大きな反響を得て、企業価値の向上につながったときに広報の面白さを感じます。例えばゲーム事業担当広報が企画した小学生対象の「ゲームクリエイター奨学金」は、ゲームクリエイターを夢見る小学生にプログラミングを学ぶ機会を無償提供するもの。未来のクリエイターを応援する取り組みはSNSなどで好意的な反響を得ました。また認可保育園不足を受けて発案した新制度「認可外保育園補助」は人事と広報の連携から制度創出に至り、社員に利用されるとともにメディアなどにも好意的に取り上げられました。

    企業広報から業界広報へ ツーリズム産業を俯瞰

    日本旅行業協会(JATA)
    広報室長
    矢嶋敏朗

    当団体の会長は、ライバルの業界トップ社のカリスマ会長。30年前、私は入社試験で落ち …

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この記事が含まれる特集

通巻100号記念企画「広報の仕事に必要なこと」

2009年に月刊『広報会議』が誕生してから、今号で通巻100号を迎えます。
この8年、新たな概念・手法が多数登場しましたが、常に変わらないこともあります。

では今、社会においてどのような広報活動が求められているのでしょうか。
今回は100号記念企画として、50人のプロフェッショナルにその答えをうかがいました。

もちろん、答えは企業の数だけあります。
ぜひ日々の活動の指針づくりのヒントに、活用していただければと思います。