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予定していたインタビューが同業他誌に!記者が語る、社長取材白紙の顛末

公開日:2017年3月22日

記者と広報は、なぜすれ違う?第一線で活躍するメディアの記者に本音で語ってもらいました。

経済メディア 編集・記者 Tさん(男性)

大学卒業後、新聞記者を経て、経済雑誌記者としてITや金融、電機業界を担当。関心事はテクノロジー進化、産業・職業の変遷、ライフスタイルの変化など。記者になる前は、宣伝会議の「編集・ライター養成講座」に通っていたこともある。

「ごめんなさい、社長インタビュー、やはりダメになりました」。大手電機メーカーの広報担当者は電話口でそう詫びた。

私はかつて、ある経済メディアで電機業界を担当していた。テレビ、パソコン、携帯電話……。2000年代前半まで我が世を謳歌していた日本の電機産業だったが、スマートフォンの登場で業界の勢力バランスが激変。頑なにテレビ頼みの路線を突き進もうとした日本メーカーは、液晶パネルの大型投資が大コケするなど、どこもかしこも瞬く間に業績が沈んでいった。

経営環境のターニングポイントで、社長は何を考えているのか。当然、経済メディアとしては気になるところである。電機業界の専門記者の世界はそう広くない。定期的に「ラウンドテーブル」と称して一斉に記者が集い、大手各社の社長から話を聞く機会があるが、そこで出る話はすぐに新聞紙上に載る「価値の乏しい話」。誰も知らない話を社長から聞き出す独占インタビューの機会を、各メディアはこぞって狙っていた。

大型特集実現へ緊迫の攻防

こういう緊張感のある時代の転換期において …

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