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報道対応Q&A

ニュースの「真実」を書く 経済誌の特性とは

経営層や管理職層を中心に読まれる「経済誌」。企業取材を主戦場とするメディアで広報とのかかわりも深い。各誌の特徴や他メディアとの違いについて押さえておきたい。

数あるビジネス雑誌の中でも、マクロ・ミクロ経済、政治など幅広い視点から掘り下げて紹介する雑誌は「経済誌」とされる。『日経ビジネス』『週刊ダイヤモンド』『週刊東洋経済』を指して「3大経済誌」と呼ばれることもあるが、『週刊エコノミスト』を含めた4誌をメインに紹介する。

ニュースの深掘りが使命

「『事実』を書くのが新聞であるのに対し、その中にある『真実』を書くのが経済誌」──。『週刊ダイヤモンド』編集長、ダイヤモンド社専務を務めた松室哲生氏(ブイネット・ジャパン代表取締役社長)は新聞との違いをこのように説明する。

週刊サイクルの経済誌にはニュースも掲載されるが、テレビや新聞には速さで負けてしまうのが宿命。ネットが普及してからはその傾向に拍車がかかった。週刊サイクルの機動力を持ちながら、「ニュースの深掘り取材や独自の視点による分析が経済誌の最大の持ち味」(松室氏)だという。

『エコノミスト』を除く3誌は、社員の記者が取材して特集の記事を書く。その点は新聞に近い。もっとも、半年から1年半ほどのサイクルで頻繁に記者の配置換えを行う新聞社に比べ、経済誌の編集部では長く担当させる傾向にある。「短くても3年。社長や広報部長に深く食い込むには相応の時間が必要」との考えによるものだ。

特集は副編集長(デスク)を責任者として、記者を集めてチームを編成する。記者は業界ごとに自分の「持ち場」をカバーしながら、定期的に特集の担当が回ってきて取材・執筆を行う。編集担当として外部執筆者の寄稿の進行なども担う。なお、『エコノミスト』は特集も識者による寄稿を中心に、編集部の記者が書くこともある。

    ビジネスパーソンの味方 経済誌4誌の特性

    日経ビジネス

    日経BP社 創刊1969年 発行19.4万部

    経済誌で最大の発行部数を誇り、欧米やアジアに記者を置くなど取材網も充実している。うち9割程度が定期購読。特集は他と比べてボリュームは少なめだが …

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産業や企業の動きを追う記者・編集者との関係構築は、広報の仕事の基本。報道対応は1対1の人間関係から始まります。組織のミッションを背負いつつ、相手の関心を理解し、いかに着地点を見出すか。広報の先輩の成功体験や失敗談からそのヒントを探ります。