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社会に広がるPRの力

400年以上使用した社紋を刷新した警固神社 アイデンティティを問い直す

教育機関や非営利団体、医療法人など広報のフィールドは広がっています。社会を動かし、新たな価値を生み出してきたPRパーソンの活躍に迫ります。

福岡にある警固神社は今年の元日から、400年以上使用してきた社紋を刷新。新たな社紋は「人々を見守る存在でありたい」という前田さんの考えを反映している。

九州や中国・四国地方のハブとして日々多くの人が行き交う街・福岡。その中心地である天神に、宗教法人警固(けご)神社はある。元日やお祭りなど、季節のイベント時には人であふれかえる。隣接する警固公園も、駅ビルや近隣の商店街で買い物をする若者やビジネスパーソンで賑わい、周辺は一年を通して活気のあるスポットとして知られる。

警固神社の成り立ちは今から400年以上前、1608年の江戸時代までさかのぼる。以降、福岡市民の拠りどころとして多くの人に親しまれてきた神社だが、今年の元日からこの警固神社と、同じ敷地内にある今益稲荷神社が社紋を刷新した。

「変わらなければ」という危機感

社紋は造営当時から使われていた、警固神社のブランドを形成する要素のひとつだ。長年の歴史を重ね市民からの愛着が強いこの社紋を刷新する背景には、宮司・前田安文さんが抱く“危機感”があった。「警固神社のある天神という街は、人が集まる場所に位置しています。しかし日本の国内人口が減少したとの報道もされており、福岡も人口減少は喫緊の課題。その影響は私たち神社にまで及んでいるのです」。

天神近辺はここ最近の都市開発で人通り自体は多いものの、祭りを手伝う氏子、神社そのものの後継者不足が課題となっている。もちろん、警固神社も例外ではない。そうした中で、今一度警固神社とはどうあるべきなのか、どう変わっていかねばならないのかを考える必要があったのだ。

社紋とともに刷新したおみくじは水色とピンク他4種類の色があり、結ばれたおみくじは華やか。

代替わりが見直しのきっかけ

前田さんは先代であった父親を5年前に亡くし …

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