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「LINE HR Blog」「941::blog」櫛井優介さんに聞いた、「どうしたら細かい部分にも気が付くのですか?」

公開日:2016年1月03日

広報との関わりも深い、ウェブメディアのキーパーソンたち。今回は「LINE HR Blog」「941::blog」を運営する櫛井優介さんが登場します。

4人目のキーパーソン

“多面的な視点で考えよう!”

LINE 「LINE HR Blog」「941::blog」 櫛井優介さん

仕事ではLINEのエヴァンジェリスト/技術広報として、オウンドメディア「LINE HR Blog」を、個人ではブロガーとして「941::blog」を運営する櫛井さん。「941::blog」の大人気コンテンツである、企業のオフィスを訪問する「行ってきた」シリーズは、取材先企業の採用にも直結すると言われるほどの影響力があります。企業・個人の側面で情報を発信しているキーパーソンに、記事を書くうえで意識していることなどを伺いました。

伝えたいイメージに合う画像を

─「941::blog」のなかで数々のオフィスを訪問している「行ってきた」シリーズですが、いつごろから始められたんですか。

「行ってきた」シリーズは2009年の4月から始めて、現在115記事くらいあります。2015年12月時点で累計約540万PVありました。

─PV数がすごいですね!多くの方に読んでもらうための工夫などありますか。

誰が読んでも分かりやすいように「くだけた表現でサラッと書く」ことを意識しています。まじめに書くこともできますが、読んでいて疲れるんですよね。

─写真をふんだんに使っているのに、1枚1枚のクオリティがとても高いですよね。

オフィス取材だと200枚ぐらい写真を撮って、80枚〜100枚ぐらい使っています。写真って伝えられることが多いので。

意識しているのは文脈に合う見せ方をすること。例えば、撮影時は見せたいものにノイズ(余計なもの)が載らないようにしますし、すべての写真に画像編集ソフトで手を入れています。撮ったままでもいいんですけど、伝えたいイメージに合う画像にすることがすごく大事だと思っていて。自社のオフィスが紹介されるとしたら明るい雰囲気で紹介されたいはずなので、基本的に明度を上げています。逆に、リフレッシュルームのような落ち着いた雰囲気の部屋は暗くするとか、文脈に合う見せ方を考えていますね。

ブログは本業のための素振り

─「行ってきた」シリーズでは、広報でも気付いていなかった細かい部分を多く紹介されています。

ひとつの場所を、様々な視点から見ているからだと思います。オフィスで言えば、つくる側、使ってほしい側、使う側とか。

また、運用していく上で出てきた小さな課題を解決する方法って会社の色が出るんです。リモコンをすぐ使えるようにテレビの裏にマジックテープで貼り付けてあるのを見つけたりすると、「配慮が行き届いた会社なんだな」って印象受けますよね?そういうところです。

─ブログやオウンドメディアを運営しながら、世の中の変化を感じることがあれば教えてください。

ソーシャルメディアが発達するにつれて、一つひとつの記事の消化されるスピードがどんどん速くなっているように感じます。本当に一瞬で見て判断されてしまうので、中身よりタイトル勝負ですし、読まれても1〜2分だけという状態で。

とはいっても、もちろん中身を大事にしないといけないですし、全体のクオリティは担保しないといけません。僕は、ブログは本業の文章を書くための素振りだと思って書いています。高速で消費されるようになったとはいえ、「神は細部に宿る」じゃないですが、どちらもキッチリしたものを出したいですね。

LINE本社にて筆者と。

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