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取材中ダンマリな広報が豹変?匿名記者が語る残念広報

公開日:2016年5月20日

記者と広報は、なぜすれ違う?第一線で活躍するメディアの記者に本音で語ってもらいました。

業界紙 記者 Hさん(女性)

業界紙を渡り歩いたベテラン記者。専門知識と経験を武器に、軽いネタから重厚な話題までなんでもござれ。驚くべきスピードで記事を紡ぎだす。一方で、趣味はお菓子づくりという、乙女な一面も。

イラスト:©dedmazay/123RF.COM

業界紙記者を毛嫌いする取材先

「これだから業界紙の記者たちは!まったく、程度を疑うよ‼」

小さなミーティングルームで、取材対象のある医師はいきなり廊下に響き渡るほどの大声を上げた。この時の取材時間は40分。そのうち記者に罵声を浴びせ続けた時間は20分ほどに上る。このような目に遭ったのは、業界新聞社の記者として取材活動をはじめて間もないころの、この私だ。

取材当初から無愛想だったこの医師は、一つ目の質問を投げかけるやいなや、まるで我慢ならぬといった剣幕で記者に怒鳴り散らした。医師の逆鱗に触れたのは、第一声、記者のありきたりな質問によるものだったと理解している。

「何度説明しても話が通じない、だから、業界紙は駄目なんだよ!」。ちなみに私がこの医師を取材するのは初めて。おかげで業界新聞がどのように周囲に思われているかを思い知ることができた。

業界紙の取材をあまり好ましく思わない人は多いが、ここまではっきりと言う人は珍しい。あまりにはっきり言ってくれたのでありがたいと思ったほどだ。あまりの大声に仰天してメモを取るのを忘れたが、今になって「ああ、あの時の音声を記録しておけばよかった」としみじみ思い出す。

その後の罵声の内容は、「業界新聞の記事レベルがいかに低いか」にシフトし …

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