味の素瓶の封入が楽しい!川崎の「うま味」体験施設に潜入

公開日:2015年12月15日

オープンやリニューアルが相次ぐ企業ミュージアムやショウルーム。そのメディアパワーを検証します。

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施設のオープンにより新設された、「味の素」コースの巨大な発酵タンク見学

    AJINOMOTO GROUP Umami Science Square
    (味の素グループうま味体験館)

    川崎事業所(神奈川県)の創立100周年を機に、2015年5月にオープンした工場見学+参加体験型施設。従来からある「ほんだし」コースに加え、「味の素」コースを新設。うま味やアミノ酸の科学的な情報、「味の素」の製造工程や「うま味」の歴史をジオラマや360度スクリーンで紹介。地域との共生を目指し隣接地に認可保育所やカフェも併設した。

2カ月前申し込みで即満員に

川崎市にオープンした「味の素グループうま味体験館」では、新たに体験機能を加えた。今まで「ほんだし」は製造工程見学ができたが、「味の素」は原料の関係で海外生産が進み、同事業所での見学という形態はとれなかった。そこで事業所の創立100周年を機に新設されたこの施設では、うま味やアミノ酸についての科学的な情報を体験しつつ、「味の素」の製造工程も学べるようにした。

1階では360度4面スクリーンで、うま味が古代から現代の食事に受け継がれていることを紹介するシアターが見もの。2階の体験ルームでは、工場と同じレベルの清潔な環境を保つため、靴カバーやエアシャワーを体験したのち、「味の素」瓶の封入を試せるのが楽しい。「うま味体験」では、味噌湯(湯に味噌を溶いたもの)にうま味調味料「味の素」を入れる前と後で試飲をし、味の違いを体験できる。

「ほんだし」コースは工場とセットで見学する。また、「味の素」コースは巨大な発酵タンク見学が含まれている。どちらも90分程度だからほどよい時間構成。ネットなどでの事前予約制だが、2カ月前から申し込み開始で即満員になってしまう。

同社ではオープン時に露出を最大化するために …

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