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リリースを年間100本制作する東洋大学は、報道機関へどう働きかけている?

公開日:2015年11月19日

  • 榊原康貴(東洋大学 総務部広報課 課長)

少子高齢化が進み、800近くある国公私立大学が受験生や資金を求めて競争する教育現場。スポーツ選手を多く輩出する東洋大学で広報を務める榊原康貴氏が、大学広報の現場の課題や危機管理、アスリート広報のポイントを解説します。

学生に向けた模擬選挙やシチズンシップ教育で注目され、多方面から取材が来ている。

案件ごとに配信リストを調整

大学広報ゼミナールももう3回目を迎えました。前回は具体的な事例紹介として社会貢献と広報の結びつきについて触れましたが、今回は大学広報のメディアリレーションズについて書きたいと思います。当たり前ですが、公式サイトに情報を掲出したところでメディアに取り上げていただくことは叶いません。当然、報道機関に向けた働きかけにも大学広報は積極的に注力すべきです。

東洋大学広報課では、リリースは年間で100回程度、案件ごとに配信リストを調整しています。教育系部門だけでなく、経済系や政治系などできるだけ案件ごとにチューニングをしている状況です。リリースの目的も、取材招致、イベント告知を中心に案件ごとに様々。29年続き、累計応募が123万首にもなる現代学生百人一首の入選作品発表や研究成果発表、各種協定締結のご報告のようなものもあります。

「この案件は、どこにつなげる?」「ソーシャルリスニングでのキーワードは●●だから」という具合に、パートナーとしてのPRエージェンシーとの関係は不可欠です。打ち合わせにも自ずと熱が入ります。

リリースを単発の情報提供のレベルで終わらせたくない。リリースを配信する以上、空振りはしたくない。タイミングをはかり ...

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