「贅沢」と「日常」を織り交ぜたリアリティを提案する『OCEANS』

公開日:2015年10月06日

発行部数が多く、年齢や嗜好性などがターゲティングされた購読者層を持つ生活・実用・ファッション誌。主にBtoCの商品・ブランド・サービスの広報が中心となるが、時には記事体広告も含め読者にライフスタイルを提示する場となる。読者に新たな世界観を提案し続ける編集長が今、注目しているテーマとは?「広報に求められる力」についても聞いてみました。

OCEANS
ライトハウスメディア

2006年2月/15万867部
※日本ABC協会 2014年下期平均

Q1:読者ターゲット・編集方針を教えて下さい。

ターゲットは、“アフターバブル的感覚”を持つ、いわゆるアラフォー世代。よりスマートで気持ちの良い、健康的でアクティブなライフスタイルを好む男たちを想定。「贅沢」と「日常」を織り交ぜたリアリティのある提案を心がけています。

Q2:今後力を入れたい企画・ジャンルは?

住宅&リビング、ビジネススタイル、ウェルネス、マネーなど、読者世代のライフステージを想定した企画。別冊による特定のテーマに絞ったライフスタイルブック。今年からスタートしたECサイト「OCEANS GOODLIFE STORE」を活用した物販ビジネスおよびデジタル展開。

Q3:最近ヒットした企画・特集を教えて下さい

(1)おっさんスナップ特集「街角パパラッチ」(7月・12月売り)

(2)カラダ作りや美容などウェルネス系

(3)女性誌とのコラボ広告企画

Q4:広報担当者にはどのような力が求められると思いますか?

・時代の空気感に合わせた企画力・提案力

・型破りなコミュニケーション能力

・各メディアについての研究・分析力

雑誌のコンテンツというものは、そのときその時代の流れや空気を感じ取って考えられているものです。でも、人々(我々の場合は読者)の意識や感覚というのは日々変化します。だからこそ「絶対売れる雑誌のつくり方」は確立されません。企業の広報・PRのお仕事も本質は同じだと思います。ここで挙げた3つのチカラの優れた広報・PRの担当者ならば、大抵の媒体がその企業・商品に興味を持つのではないでしょうか。

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編集長 太田祐二(おおた・ゆうじ)

1972年生まれ。早稲田大学卒業後、ブリヂストン入社。転職し、2001年『LEON』創刊時のメンバーとして参画。2006年に『OCEANS』副編集長として創刊に携わる。2008年2月現職。注目は、おっさんのライフスタイル全般。40代からのカラダの老化と対策、そして進化。地方発信のカルチャー&ライフ。

OZmagazine
スターツ出版

1987年/10万920部
※マガジンデータ2014年7月~9月

Q1:読者ターゲット・編集方針を教えて下さい。

20代~40代の女性がほぼ90%で、その層の女性に多く読んでいただいております。コンセプト、読者とのコミュニケーションワードは「日常をていねいに」。情報過多で、その処理速度を問われるような現代に、読者の「日々のよりみち」となるような情報提供をしていけたらと思っております。

Q2:今後力を入れたい企画・ジャンルは?

多くの情報が「無料」で「効率よく」手に入る時代において、本の役割は少しずつ変わってきているように思います。その中で「検索できないけど、人が潜在的に感じている興味」を言語化し、可視化していくこと。そのような企画を発信していけたらと考えております。

Q3:最近ヒットした企画・特集を教えて下さい

(1)アート特集(8月号)

(2)ひとり時間特集(2014年6月号)

(3)鎌倉特集(5月号)

Q4:広報担当者にはどのような力が求められると思いますか?

・ホスピタリティ

・コミュニケーション能力

・ユーモアとアイデア

多くの商品があふれる世の中で、どのようにそのコトやモノをプレゼンテーションするのか?それを扱うのも …

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