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真の敵は身内!?社内に潜むリスクのタネ

オフィスの風通しの悪さ、従業員間のコミュニケーション不全が、経営に大きなダメージをもたらすクライシスを引き起こすことも。特にSNSを通じた、インナーに関するリスクに注意が必要だ。

犯行動機は「企業への不満」

2013年11月、アクリフーズ(現在はマルハニチロに統合)群馬工場で発生した、冷凍食品への異物混入事件。逮捕された元契約社員の男性は、犯行の動機として会社への不満があったと語った。マルハニチロホールディングスはこの問題を受け、社長が引責辞任したほか、巨額の費用を投じて対象製品の回収を求める社告を展開。経営に大きなインパクトを与える大事件に発展した。

この問題のように、上司や待遇に対する不満が直接的な要因になっているケースのほかにも、企業の風通しの悪さや社内のコミュニケーション不足が思わぬトラブルを引き起こす例は少なくない。

ある広報コンサルタントもこう語る。「従業員が引き起こすリスクに関する相談は最近増えています。特に問い合わせが多いのが、最近話題になった異物混入に関する問題や、従業員のSNSの使い方について。仮に社員が何らかの犯罪を起こして逮捕されたとしても、プライベートで起こした犯罪であれば、すぐに発表し謝罪さえすれば、それほど経営に深刻なダメージはないでしょう。しかし、それが企業体質に起因する従業員の不満やコミュニケーション不足に端を発している場合、信頼の失墜につながり、その後の経営に深刻な影響を与えるケースも少なくありません」。

こうしたインナーに関するリスクの視点として、

(1)リスク回避のため、日ごろから体制をいかに整えておくか(職場風土の改善、社員の意識啓発など)
(2)実際にクライシスが発生した際、速やかに事実を公表する一方、社員にどんなメッセージを発し、社内の動揺を収めるか

─という2方面の対応が必要となる。先のコンサルタントは、特に(2)の重要性を指摘する。

「クライシス後に社員が将来に不安を感じ …

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