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「おもてなし」精神を大切にしつつ、社員が自然と情報共有できる エスアールジータカミヤのオフィスに潜入

公開日:2015年7月09日

新しいアイデアや事業は、社内のコミュニケーションの場から生まれることも少なくない。こうした作用を生み出すスペースを設けている企業のオフィス哲学とは?

会長室や社長室へと続く廊下。柱の凸凹を活かしたギャラリースペースとすることで、落ち着いた空間を演出した。対面にソファを配置したことで訪問客の目を楽しませている。キャビネットの扉は鏡を貼ることで閉塞感を和らげた。

2014年8月、大阪・梅田の商業施設「グランフロント大阪」のオフィスビル27階にエスアールジータカミヤの新オフィスが誕生した。建設用仮設機材の製造・販売およびレンタルを手がける同社は、取引先にとって利便性の高い場所に本社をと、1988年に創業の地である大阪府摂津市から梅田へと移転。さらに、中期経営計画にも掲げる「グループシナジー効果」を実現するためには横断的な情報共有が肝だと考え、旧オフィスの2倍強となる約700坪のスペースを確保。分散していたグループ会社5社(後に1社を統合)を集約させた。

移転の陣頭指揮をとった総務部長の西橋康市氏は、「社員がコミュニケーションを取りやすい機能性を備えつつ、サービス業としてお客さまに“おもてなし”を提供できるデザインになるよう知恵を絞った」と語る。檜カウンターに囲まれた受付では、スタッフ全員が立礼挨拶するという創業当初からのスタイルで来訪者を出迎える。カウンターの向こうには大阪の眺望が広がり、緩やかなカーブに導かれるように奥に進むにしたがって徐々にオフィスの全貌が明らかになってくる。

執務スペースは、「一日の大半を過ごす場所だからこそ、個々人が心地良い働き方を自由な発想でつくり上げてほしい」という髙宮一雅社長の願いを反映し、社員数に対して席数が150%のフリーアドレス制に。カフェ風のテーブル席やソファ席を気分に合わせて使うことができ、出張で本社を訪れた社員も自分の居場所を見つけやすい。

一方、営業部門が目指すのは …

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