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[PR] 広報の仕事は、こんなに面白い!(26)日本IBM・玉川岳郎さん

公開日:2015年4月19日

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  • 玉川岳郎(日本アイ・ビー・エムマーケティング&コミュニケーションズ 広報 部長)

この10年、現場で挑戦を続けてきた35人の実務家の皆さんが考える広報の仕事の醍醐味とは? 企業はもちろん、自治体や大学まで、あらゆる場面で広報の力を実感したというエピソードも満載です。未来への提言、読者へのメッセージもいただきました。

日本アイ・ビー・エム
マーケティング&コミュニケーションズ 広報 部長
玉川岳郎(たまがわ・たけお)

兵庫県宝塚市生まれ。幼少時代をサンフランシスコ、香港で過ごし、国際感覚を学ぶ。外資系産業見本市主催企業、外資系IT企業の広報を経て、2013年より日本IBM広報を率いる。

Q1:広報の仕事における「座右の銘」/その理由を教えてください。

A1:[1]嚢中の錐(のうちゅうのきり)/どんな仕事でも考えて工夫をして何かが飛び出るようにする
[2]先達はあらまほしきことなり/先人から学ぶことは多い。常に学びの姿勢を
[3]人間万事塞翁が馬/物事は見る角度によって様相が異なる。最後はどうなるか分からない。そして、一喜一憂しない

Q2:これまでのキャリアのなかで、最も広報の力を実感したエピソード、仕事の醍醐味や面白さ、やりがいを感じた経験を教えてください。

A2:2015年2月10日に行われたIBMとソフトバンク社との提携発表は、新しい時代の幕開けを象徴する内容でした。このニュースは日本のみならず、世界中で駆け巡り、大きな話題を呼びました。また、4マス向けの従来型広報だけではなく、ソーシャルメディアにも積極的に働きかけ、写真、ビデオなどが多くの方々に注目されました。この発表プロジェクトは、日本だけではなく米国や欧州、アジア諸国の両社広報チームが一丸となって取り組み、成功させた発表でした。広報は独りではありません。世界中の人々と協業することによって、より多くのコミュニケーションが醸成されることの好事例だと思います。

Q3:この先10年の間に、広報の仕事に求められるスキルを教えてください。(3つまで)

A3:[1]インフルエンサーリレーション [2]外国語 [3]リーガルマインドと倫理観

Q4:過去10年の「広報」の役割の変化。これからの企業・社会における「広報」の意義や役割とは?

A4:リクルーティングに目を向けると、「メディアリレーションに強い人」を求める企業は減ってきています。これからの広報人材は従来メディア、ソーシャルメディア、アナリスト、インフルエンサー、渉外、社内広報など数多のコミュニケーション分野に長けていることが求められます。今後は、積極的にそれ以外の分野でのスキルを身につけていくと良いと考えます。また、マーケティング部門との連携は、トリプルメディア(Paid、Owned、Earned)戦略を実現する上で必須です。事業に貢献し、企業のブランド価値を上げていくためにどのように広報を科学していくのかが重要な課題だと考えます。

Q5:「広報会議」読者、これからのPR・広報の仕事を担う皆さんへメッセージをお願いします。

A5:従来型広報と、デジタルを中核に新たなアプローチを実践する広報が融合した「ハイブリッド広報」が広報の新たなロールモデルになるでしょう。このハイブリッド広報を目指して、皆さんと一緒にこの『広報会議』を熱読し、学び、成長してまいりたいと思います。