新宿西口のスバルビルから48年ぶりに移転、恵比寿の新オフィスに潜入!

公開日:2014年12月16日

新しいアイデアや事業は、社内のコミュニケーションの場から生まれることも少なくない。こうした作用を生み出すスペースを設けている企業のオフィス哲学とは?

エントランスホールは7メートルもある高い天井と、シンプルなデザインで奥行きと広さを感じさせるつくり。星座をモチーフにしたオブジェはアーティストの笹口数氏によるもので、SUBARUのブランドイメージをさりげなく演出している。ショールームには220インチのモニターが設置され、通常時はテレビCMなどを放映。南北の壁面がガラス張りで、自然な明るさが長時間キープされている。

これまで新宿西口のシンボルでもあった新宿スバルビルから、実に48年ぶりに恵比寿の新社屋へと本社を移転した富士重工業。8月の移転時に実施された、新宿エリア周辺への感謝の気持ちを表したプロジェクションマッピングも大きな話題となった。

2010年に新宿スバルビルの売却が決まると、総務部が中心となった移転プロジェクトが組まれ、準備を開始。「より快適なオフィス環境にするために、社員たちには数十問にわたるアンケートを実施して意見を集めました。また、過去の社内報なども読み返し、オフィス環境改善のためのヒントも探しました」(総務部 山藤和典部長)。このアンケートの回答率は7割程度もあったといい、社員たちの移転に対しての関心と期待の高さを強く感じたという。

社員たちから多くあった要望のひとつが ...

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