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過疎地に息を吹き込んだ 高知県須崎市の「しんじょうくん」が大活躍

  • 野澤智行(アサツー ディ・ケイ)

プロモーションや地域振興など、目的に応じた企業や行政団体によるキャラクター活用事例と、ヒットを生み出すポイントについて、キャラクタープロモーションの第一人者・野澤智行氏が解説します。

9月13、14日に高知県須崎市で開催された「ご当地キャラクターまつりin須崎」。2日間でのべ5万人のファンが駆けつけた。

過疎地を救うゆるキャラ登場

高知県のほぼ中央、高知市から37kmほど西に位置する須崎市は、市制が施行された1954年のころは須崎港*1*2のセメント・木材など貿易や漁業・林業で栄え、人口3万5千人と県内有数の市だった。だが産業構造の変化と少子高齢化で過疎化、今は人口2万3千人と減少の一途を辿っている。

*1 須崎港は、現在も高知県内一の貨物取扱高を誇っている

漁業では高品質の「須崎の魚」、農業では販売額全国一のミョウガ栽培、そして豊かな海や山や川の自然など、この地域ならではの好材料は多い。また、2002年に須崎商工会議所がプロジェクトを発足させてご当地グルメ・鍋焼きラーメンを積極的にPR*2するなど新たな取り組みも始めていたが、いかんせん対外的に強くアピールできるものは少なかった。

*2 高知県出身のやなせたかし氏デザインのなべラーマン、かわうそのカウちゃんを使ってPR活動を続け、2012年にB-1グランプリ出場、2013年1月から4月は新横浜ラーメン博物館に期間限定で出店

そんな中で今注目を集めているのが、須崎市の公式キャラクター「しんじょう君」だ ...

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