激動のゲーム業界生き抜く。カプコン30周年で組織強化

公開日:2014年3月24日

社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学ぶ連載です。

世界中のユーザーの声を集約した記念サイト
集約した記念サイト記念サイトトップには国内外からのメッセージコーナーを設けた。メッセージを投稿すると同時に、同社のタイトルから好きなキャラクターを選べる設定。一つのコンテンツを世界中のユーザーと楽しむという企業理念が表現されている。

ゲームメーカーのカプコンは2013年6月、創業30周年を迎えた。5年前の25周年の際は、キービジュアルやコピーを策定したが、今回は部署横断で周年事業をやりたいと経営陣に提案したのは広報IR室だった。ゲーム業界は激動の時代。業務用ゲーム機から家庭用ゲーム機、モバイルまで、ゲームを提供するプラットフォームは多岐にわたる。「自社独自のコンテンツを使い、いかに幅広い方法で収益を挙げられるかが問われています。今後は、ますます部署間の連携を強化し、組織としての力が求められると考えています」と広報IR室長の黒澤真氏は話す。「バイオハザード」や「モンスターハンター」など数多くのヒットタイトルがある同社だが、どうしても社名よりタイトルが有名になってしまいがち。周年を機に、あらためて良質のコンテンツを提供するカプコンをゲームファンに認識してもらいたいという思いもあった。 

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