資産は「マグロに教員」、近大ブランディング

公開日:2013年12月09日

今年4月の養殖魚の専門店オープン時には、大学出身で元プロボクサーの赤井英和氏、同じく五輪メダリストの山本貴司氏などが出席。ランチメニューの1つである「本マグロ三色丼」の試食やインタビューが行われた。開店時には店の周りにおよそ200人、2時間待ちの長い行列ができた。以降、連日行列ができる店舗として知名度を上げている。

狙うは「関関同立」の壁崩し
「近大マグロ」に1200人の「教員名鑑」
民間出身のキーマンが舵を切る

2013年度入試で総志願者が過去最高の13万人を突破、新たな広報戦略を打ち出しメディアに登場する機会も増え続けている、現在約3万1200人の学生が在籍する総合大学・近畿大学。今年4月、それまでの総務部広報課を「広報部」として独立し、攻めの広報姿勢を見せている。

中心人物であり大学の広報機能を束ねるのは、近畿日本鉄道報道担当出身の世耕石弘氏。「これからの時代、大学広報も受け身ではなく攻めていかないと生き残れない」との思いから、改革に乗り出した。

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