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「ムヒ」開発の裏に、1匹60円の蚊ーわが社のとっておきの場所(4)

公開日:2013年11月13日

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小さな空間にラックが置かれた、ほの暗い蛍光灯で照らされた地味な部屋。これは、虫刺され薬『ムヒ』で知られる池田模範堂の研究棟の重要な一室で、その名も「蚊の飼育室」。もともとは恒温室として使用していた部屋だが、現在は蚊専用の飼育室として使用している。部屋に入ると、蚊が入った合計9個の手づくりのケージが並ぶ。

飼育されている蚊は、研究のために“無菌”状態で、一匹60円という高価な“研究材料”。飼育条件として一定の温度を保つ必要があることから、エアコンは年中つけっぱなしだ。重厚な扉を持つ部屋で、エアコンのフィルターをはじめ全ての穴という穴は逃げられないようにしていることから、めったに逃げられることはないが、時に脱走されることも。ケージから脱走した蚊は、無菌状態を確保できなくなることから、部屋の中で見つけて処分する。

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