今年5月にリニューアルしたヤマハ発動機のグローバルサイト。写真や動画を多用し、ブランディングコンテンツを多く揃えるサイトに生まれ変わった。背景には、世界に向けて企業の存在感をより高めていかねばという強い思いがある。

感動と豊かな暮らしに寄り添う製品の姿を伝えるムービー
"社員も知らないヤマハの姿"を裏テーマとした、世界が舞台の動画コンテンツ。世界中を巡り、製品が人々の感動体験や暮らしにどう寄り添っているのかを伝える。
- サイト担当部署/広報宣伝部 ウェブグループ
- 運用体制/同ウェブグループを中心に、IT部門と協働で運用。インフラ周りは制作会社に外注。
- 運用人数/ウェブグループ8人
- 制作会社/約20社
DATA
海外からの売上が9割を占める同社だが、これまでのグローバルサイトは日本語の一部を英訳しているのみ。基本設計も8年前のままで、「かなり遅れていた」と話す。「今、生活者からの接点が最も高いのはウェブサイトにも関わらず、全く進歩していない状況でした。今の時代、製造業も"良いものを作る"というだけでは駄目で、付加価値をいかに提供できるかが勝負。そこで、約2年かけて社内でブランディングを目的としたリニューアルの必要性を説得しました」(広報宣伝部 ウェブグループ グループリーダー 加藤一隆氏)。