⼤ブームを巻き起こした“エッホエッホ” ミームが続いた理由

公開日:2025年6月30日

SNS上で一大ブームとなった“エッホエッホ”ミーム。なぜ多くの企業公式アカウントがこぞってこのトレンドに便乗したのか。そして、なぜその勢いが長く続いたのか。本記事では、実際に企業公式SNSを運用する担当者たちに調査を実施。エッホエッホ投稿の裏側や投稿に至るまでのスピード感、判断基準、さらには投稿後の社内外の反響を聞きました。

①SNSの運用人数
②投稿判断のフロー
③これまでにもミームを活用した投稿経験はある?
④なぜ“エッホエッホ”ミームに乗った?
⑤投稿の際に気をつけたポイントは?
⑥ミエッホエッホームを発見してから投稿するまでのスケジュールやプロセス
⑦投稿の反響は?
⑧今後もミームやトレンドに便乗した投稿を続けていきたいか?

    アース製薬/
    @EarthOfficialJP

    ●2018年2月開設
    ●商品紹介、トレンドに合わせた投稿、季節・イベントに関連した投稿など
    ●フォロワー数42.8万人(2025年5月末時点)

    ①4名(X、YouTube、TikTok、Instagram)
    ②担当者の裁量で即投稿可能(内容により社内で議論)
    ③2025年2月22日の「猫の日」に、ロゴを猫バージョンにして「ニャース製薬」と投稿。
    ④ミームに乗ることで、遊び心や親しみやすさをアピールでき、特に若い世代との距離を縮められる。顧客に「堅い企業」ではなく「共感できるブランド」として印象づける効果を期待した。
    ⑤元投稿のイメージを損なわないようにすること/ト...

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SNSを起点とする情報の流れはますます加速し、今日バズったものが明日には忘れ去られる時代に突入しています。生活者の関心は「今」に集中し、ブランドやプロモーションにおいても「トレンドに乗れるかどうか」が話題化の成否を左右するようにもなってきました。本特集では、ネットミームやSNSで生まれるトレンドを瞬時に捉え、巧みにプロモーションへと昇華させて話題を呼ぶ「ミーム・マーケティング」に注目。単なる“ノリ”ではなく、明確な意図を持って仕掛け、成果へとつなげている事例や、その裏側にある体制・判断・設計思想を深堀して紹介します。さらに、共感による拡散のメカニズム、炎上リスクへの備え、そして現場でトレンドと向き合うSNSの“中の人” たちのリアルな声を通じて、ミーム・マーケティングという手法の本質に迫ります。SNSとともに変化する生活者の感情や行動、そのスピードを武器にするのはチャンスか、リスクか─。販促・マーケティング担当者が“今”の空気を企画に取り込むためのヒントを探ります。