作業着や作業用品、アウトドア・スポーツウェアを販売するワークマン。2023年5月、9万人以上の登録者を持つYouTuber「サリーさん」が同社の社外取締役に就任すると発表した。なぜワークマンは、マイクロインフルエンサーである彼女を社外取締役に決定したのか。通常のインフルエンサー起用とは何が違ったのか。同社広報部の伊藤磨耶氏に話を聞いた。
ワークマンが2023年、あるYouTuberを社外取締役にすると発表した。社外取締役に就任したのは、YouTuber・ブロガーの「サリーさん」こと濱屋理沙さん。彼女のブログ投稿をきっかけに「綿かぶりヤッケ」が完売したことから、2019年、初代「ワークマン公式アンバサダー」に起用していた。
アンバサダー就任後には、機能性に特化した製品だった「綿かぶりヤッケ」を、女性も着たくなるファッショナブルなデザインの「コットンキャンパー」にリニューアル。そのほか、「フルジップコットンパーカー」など、キャンプ領域を中心に様々なヒット製品を共同開発してきたという過去がある。
そして2023年5月、6月29日の株主総会の承認を得た上で、「サリーさん」が社外取締役に就任すると発表。同...