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なぜ、消費者は「リアリティ」に惹かれるのか?

「自己投影」と「のぞき見」の間にある“ちょうどよさ” 恋愛リアリティ-ショーが、いまの視聴者に刺さる理由

  • 樫尾 魁氏、坂上沙織氏(AbemaTV)

「リアリティ」を描くコンテンツが増えるなか、とくに若年層を中心に人気を集めているのが恋愛リアリティ-ショーだ。中でも「ABEMA」は、ジャンルの牽引役として存在感を放っている。なぜいま恋愛リアリティ-ショーは多くの視聴者に惹かれるのか。「ABEMA」が話したのは、視聴における自由度の高さと、恋愛というテーマの「のぞき見」が、今の視聴者の気分やインサイトにフィットしているのではないかという仮説だ。

「リアリティ」を描いているコンテンツの中でも、とくに人気なものの1つに恋愛リアリティ-ショーがある。若年層を中心に根強い人気を保ち続け、SNSでは推しカップルが話題になったり、切り抜き動画が何百万回も再生されることも珍しくない。

番組を制作する各社の中でも、恋愛リアリティ-ショー領域で頭ひとつ抜けているのがABEMAだ。「今日、好きになりました。」は2017年から放送を開始し、現在は60シーズンを超える長寿番組。その他、累計で100本以上の恋愛リアリティ-ショーの制作・配信を行ってきた。

「本来見れないものを見る」恋リアに求められていること

なぜ、昨今恋愛リアリティ-ショーがここまで人気になっているのか。ABEMAで恋愛リアリティ-ショーのプロデューサーを務める樫尾魁氏によると、「“のぞき見”できる」という特性が、理由の1つとして存在しているのではないかと語る。

「誰かの恋愛って、普段見ることはないですよね。カップルYouTuberやインフルエンサーは別かもしれませんが…。本来であれば見えない、あるいは見てはいけないものを見ている感覚を持つことがで...

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この記事が含まれる特集

なぜ、消費者は「リアリティ」に惹かれるのか?

昨今、話題になったり、人気が出たり、選ばれやすくなっているモノ・コトの多くには、「リアリティ」という特性が共通しているように感じられます。例えば、オーディション番組、恋愛リアリティショーなど、何かが世に出るまでのプロセスを見せるコンテンツ。また、脱出ゲームをはじめとしたイマーシブイベントのように、消費者が実際にリアルに近い体験を楽しむものもあります。そして、購買・消費という観点で関連性が深いものとしては、「レビュー」や「透明性」といったキーワードも挙げられるのではないでしょうか。ここまで挙げたものはほんの一例にすぎませんが、「リアリティ」が人を惹きつけ、購買・消費を促すひとつのきっかけになっている可能性は大いにあるはずです。今回は、そんな「リアリティ」に惹かれる消費者にフォーカス。なぜ、人はいま「リアリティ」に魅力を感じるのか。それは、商品やサービスを選ぶ際の判断基準になっているのか。有識者への取材をもとに、その背景をひも解いていきます。