話題化している「リアリティ」コンテンツ人気の理由から見えた、新たな消費者インサイト

公開日:2025年4月28日

    なぜ今支持されるのか 消費行動を変える「リアリティ」の力

    近年、人気を集めるコンテンツや話題になるモノ・コトの多くに、「リアリティ」という共通点が見られます。たとえば、恋愛リアリティショーやオーディション番組など、舞台裏を“のぞき見”するような感覚を楽しめる映像コンテンツ。そして、自分自身がストーリーに没入できる体験型コンテンツ、さらにはレビューやクチコミといった消費者の生の声など、昨今の消費行動に影響を及ぼすコンテンツには「リアリティ」という特徴があります。

    ではなぜ「リアリティ」に由来するモノ・コトが今の消費者の興味関心を惹きつけるのでしょうか。この背景や理由を探ることによって、現代の消費者に隠されたニーズやインサイトが見えるのではないか。そう考えて企画したのが今回の特集でした。特集では、「リアリティ」コンテンツに詳しい有識者のほか、実際の制作を担当する監督やプロデューサー、そしてそれらコンテンツを配信しているプラットフォーマーまで、幅広く取材しています。今の消費者が「リアリティ」に惹かれる理由から、読者の皆さんの普段の実務に生かしてもらうヒントも見つかるのではないかと思います。

    リアリティ番組は個人での動画視聴文化とフィット 一方で“やらせ”には注意

    まず、リアリティ番組の人気が高まる背景について、昭和女子大学の村井明日香准教授に意見を聞きました。村井氏は、「リアリティ番組と動画メディアの相性の良さ」が大きな理由なのではないかと言います。

    ある調査によると、リアリティのあるコンテンツや体験に強く惹かれる傾向にある若年層は、「情報収集は...

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    なぜ、消費者は「リアリティ」に惹かれるのか?

    昨今、話題になったり、人気が出たり、選ばれやすくなっているモノ・コトの多くには、「リアリティ」という特性が共通しているように感じられます。例えば、オーディション番組、恋愛リアリティショーなど、何かが世に出るまでのプロセスを見せるコンテンツ。また、脱出ゲームをはじめとしたイマーシブイベントのように、消費者が実際にリアルに近い体験を楽しむものもあります。そして、購買・消費という観点で関連性が深いものとしては、「レビュー」や「透明性」といったキーワードも挙げられるのではないでしょうか。ここまで挙げたものはほんの一例にすぎませんが、「リアリティ」が人を惹きつけ、購買・消費を促すひとつのきっかけになっている可能性は大いにあるはずです。今回は、そんな「リアリティ」に惹かれる消費者にフォーカス。なぜ、人はいま「リアリティ」に魅力を感じるのか。それは、商品やサービスを選ぶ際の判断基準になっているのか。有識者への取材をもとに、その背景をひも解いていきます。

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