「ヤシノミ洗剤」を代表格に、数々の商品を展開しているサラヤでは、「SARAYA SDGs SOLUTIONS」を掲げ、「衛生」「環境」「健康」を事業の柱として社会課題の解決に取り組んでいる。市場のニーズに対応したビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する姿勢は、創業当時から変わらないのだという。そんなサラヤの広報宣伝統括部 統括部長である廣岡竜也氏は、環境配慮と販促の両立についてどう考えているのか。
創業当時から天然素材を用いて、環境に配慮した洗剤などを販売してきたサラヤ。社会課題の解決とビジネスの連携を図ってきた。
1971年に発売した同社の代表的商品である「ヤシノミ洗剤」も、石油原料の洗剤による河川汚染を解決するために生まれたものだ。1982年には石油原料の省資源とプラスチックごみ削減のため、業界初の詰め替えパックを発売。さらに中身を詰め替えて繰り返し使ってもらうためには、台所に長く置いておきたくなることが重要と考え、1993年にはヤシの木をモチーフとした現在のステンドグラス風ボトルデザインにリニューアルを行っている。
その後ハローキティなどのキャラクターや雑貨ブランドとのコラボボトルを販売するなど、...