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「買い物の楽しさ」を最大化する店舗づくり

フライングタイガー流「今すぐ買いたくなる」売り場の導線づくり

  • 落合 香代氏(Zebra Japan)

ワンウェイ(一方通行)の売り場が印象的なFlying Tiger Copenhagen(以下、フライングタイガー)だが、昨今は回遊型の導線設計も採用している。顧客の購買体験を最大限に引き出すための数々の工夫が施されている売り場は、一体どのように生まれているのか。今回、Zebra Japan 営業部販売戦略チームのマネージャー・落合香代氏に、ユニークな店づくりの背景やこだわりについて聞いた。

フライングタイガー表参道ストアの売り場に並ぶアイテムは、約3500点に上る。イースターやハロウィン、バレンタインといったシーズンごとに、数百種類もの新商品が登場し、売り場を盛り上げるのが特徴だ。店内には、思わず足を止めてしまうユニークでおしゃれな商品が並び、訪れるたびに新しい発見があることが店舗ならではの体験のひとつである。

フライングタイガーが各店舗において特に注力するのが、店頭の“顔”となるフロントエリアだ。来店客が店に入るか否かの大きな判断材料となるこのエリア。だからこそ落合氏は、「目的買いは一部に過ぎない。そこで重要になるのが、来店客に『期待感』を持たせる…

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「買い物の楽しさ」を最大化する店舗づくり

最近、街で聞こえてくるのは、「野菜も高い、肉も高い、魚も高い」「あの店のランチも値上げした」といった声の数々。この物価高の中ではやむを得ないと思いながらも、節約志向によって買い物が退屈なものに感じることが増えたのではないでしょうか。しかし、買い物が楽しいと思える瞬間もあるはずです。例えば、趣味にお金をかけるとき、ずっと行きたかった話題のお店に行けたとき、店頭で思いがけない出会いがあったとき、お店の雰囲気や居心地が良さに心が癒されたとき......など、多くの楽しさを感じる場面もあると思います。そして、そんな買い物ができたときには「満足感」や「充足感」も得た体験として記憶に残るはずです。本特集は、この物価高の時代だからこそ考えたい、「買い物の楽しさ」を見つめ直す特集です。楽しさを最大限に引き出すための店舗や体験設計の方法に迫ります。