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ネガティブな感情をポジティブに変換!なぜカラオケの魅力再発見の課題で「落選メール」に着眼したのか

第16回「販促コンペ」でゴールドを受賞した「落選メール買取プログラム」は、ライブの落選メールを買い取るというアイデアから生まれた企画。“ネガティブな感情をポジティブなものに変換する”ことが評価されました。今回はこの企画の立案者であり、ゴールド受賞者の井河恭祐氏に、本企画が生まれるまでの過程や「販促コンペ」への想いを聞きました

東急エージェンシー
アクティベーションプランナー
井河恭祐氏

イベント、動画、デジタルキャンペーンなど、手法問わずに「面白い」を考えるプランナー。クリエイティブ制作からイベント実施運営まで幅広い領域の業務を担当。「その企画で自分が動くか」を常に意識して、日々企画に向き合っている。

惜しくも逃したグランプリ 嬉しさと悔しさでいっぱい

─第16回「販促コンペ」でゴールドを受賞してから約半年です。今の心境を教えてください。

もう半年も経ったのですね。ですが、当時も今も、受賞に関しては嬉しいの一言です!ただ嬉しい反面、グランプリを逃した悔しさもありました。というのも、『販促会議』に掲載されている「最終審査会レポート」読むと、途中までは私の企画が1位で票を集めていたのです。逆転されてしまったことと、グランプリをとれなかったことには悔しい気持ちでいっぱいでした。

─結果はゴールドとなりましたが、その悔しさからも、この企画への手応えが感じられますね。

正直なところ、手応えはありました。私は普段、アクティベーション部のプランナーとしてSNSプロモーションやWeb動画など幅広く企画に携わることが多いのですが、日頃から“クライアントの課題解決のために手段を問わず最適解を導き出すこと”は意識していて。そういう意味でも、企画の異種格闘技戦である「販促コンペ」には普段の仕事にも通ずるところも多いんです。

ゴールドを受賞した企画は、自分が普段から気をつけていることが、少しでも体現できたものだと思っていたので手応えはありましたが、他の受賞作品を見ても素晴らしいアイデアばかりで、自分もまだまだ成長したいと思わされました。

─「販促コンペ」への挑戦は初めてだったのでしょうか。

いえ、今回で2回目です。初めて応募したきっかけとしては、周囲の影響が大きかったですね。同期の若手が取り組んでいるのを見て、「私もやってみよう」と思ったのが初挑戦でした。「販促コンペ」はプランナーとしての登竜門のような存在でもあるので、自然と挑戦しようと思えたのかもしれないです。

「ネガティブをポジティブに」受賞企画が生まれるまで

─先ほど企画の話がでました。ゴールドを受賞した「落選メール買取プログラム」のアイデアはどのように生まれたのですか。

そもそものお題が「カラオケ機能の魅力再発見─」といったものだったので、まずは自分自身の心が動く“魅力的なポイント”を見つけることに注力しましたね。

「ライブ」や「落選」という切り口が浮かんだのは、まさに自分の“あるある原体験”からです。私は音楽ライブが好きで、よく参戦しているのですが、その度にドキドキするのは参戦できるかどうかが決まる「当落」。とくに、当選を受け取るよりも落選メールが届くのは、良くも悪くも非常に感情を動かされる経験です(笑)。それだけ強い体験なので、「人を動かすきっかけ」になり得るトピックだと思いましたね。だから、まずは「落選」を軸にしようと思いました。

それをどうにか今回の課題や販促に活かせないかを考えたとき、「落選」という単なるネガティブな体験をポジティブな機会に変えられるほうが、課題である「魅力再発見」に近づけそうだと考えましたね。“落選しても嬉しくなる”“落選が報われる”のように思考を膨らませて、最終的に「買取」というアイデアに行き着きました。

─このアイデアが生まれて、企画書に落とし込むまでに時間はかかりましたか。もし意識したことがあれば教えてください。

アイデアが固まるまでは、あまり時間はかからなかったです。幸いなことに、先ほど述べたアイデアの源である自分の原体験がすぐにピンときたこともあって、すぐに「これでいこう」と思えました。

企画書への落とし込みという面でいうと、意識したのは「起承転結」ですね。一目で伝わるシンプルさを重視しました。「販促コンペ」は提出できる企画書が10枚と制約がありますよね。どんなに面白いアイデアを思いついたとしても、10枚でその面白さを伝える必要があるのが「販促コンペ」です。

今回は『スライドごとのメッセージの明確にすること』を心がけました。スライドで伝えたいことを決めて、それが確実に伝わるように意識するといいますか。10枚で企画の魅力を最大限に伝えることを重視しました。

その企画・アイデアで自分が動くかを考える

─2025年も第17回「販促コンペ」を実施予定です。次への意気込みをお聞かせください。

ゴールドを受賞した第16回では、過去の受賞作を研究して臨んだので、次も着眼点や企画書の構成が上手い企画から学んで、活かしたいと思います。

あとは、自分自身が心から“動く”企画をつくることは徹底的に意識したいと思います。自分が動かない企画が誰かの心を動かしたり、行動を喚起できるとは思えないので、そこも引き続き忘れず取り組みたいと思います。

「落選メール買取プログラム」企画書の一部

企画書全スライドは、「販促コンペ」特設サイトにて掲載しています。

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