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生活者の「行動」はデザインできる?購買につなげる本質論とテクニック

公開日:2024年9月26日

  • 中川浩史氏(博報堂)

販促やマーケティングに欠かせないゴールには必ず「人を動かす」ことが求められる。昨今は行動経済学やナッジなどの概念を応用した手法に注目が集まっているが、人の行動を喚起する方法はもちろんそれだけではない。ここでは、博報堂行動デザイン研究所が独自で定義した行動の原理「PIXループ™」をもとに、生活者起点の行動デザインとして、人を動かす本質とテクニックを解説する。

博報堂
行動デザイン研究所
所長
中川浩史氏

セールスプロモーションが出自。生活者の購買行動にコミットすべく、CRM、SNSなど新興の手法を捉えてはIMCでの活用を率先。2019年より現職。行動デザインのナレッジ化、ソリューション開発に取り組む。2023年より慶應義塾大学大学院SDM研究科の特任准教授としても活動。都市環境問題に対する行動デザイン適用を推進。

生活者の行動をなんとかしたい、博報堂行動デザイン研究所にこのようなお問い合わせをいただくことがここ最近増えています。

一定の物は所有し、満足できている現代社会。消費者に関心を持ってもらうためには、マスコミュニケーションに頼り切らず、多様化した価値観に対応していくことも重要です。

しかし、個々をターゲティングしてもスルーされ、メッセージが届いたとしても行動にまでつながらないことも多々起きています。情報が氾濫している今、枠を押さえそこに広告を流すという「ペイドメディア」でのアプローチには限界が来ているとも言えます。

かたやSNSの普及により、情報の担い手としてインフルエンサーが活躍。第三者である彼らの言葉で発信してもらう「アーンドメディア」の活用も盛んです。しかし、消費者も賢くなり、案件として見られ、購買行動につながりにくくなってきているようにも感じます。

企業が伝えたいことをメディアに載せるという発想では情報が伝わらず、伝わったとしても行動に至りにくい時代。「行動デザイン」はそんな状況の打開策として求められていると感じています。

行動デザインにおける「行動経済学」「ナッジ」

行動をダイレクトに促せる手法として、「行動経済学」や「ナッジ」に注目が集まっています。…

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