注力のきっかけは「企業防衛」 トレーリサイクルを地域全体の取り組みへ

公開日:2024年6月27日

  • 飯田英人氏(エフピコ)

生鮮食品を店頭に陳列するにあたって必要不可欠な食品トレー。食品トレーの開発・製造・販売を行うエフピコでは、1990年から使用済み食品トレーを回収してリサイクルを行っている。開始当初は6店舗にしか導入されていなかった回収拠点は、いまや全国で1万を超える場所に設置。どのようにしてトレーのリサイクルを促進してきたのだろうか。

1962年に広島県福山市で創業したエフピコは、食品トレーの開発・製造・販売を行う企業です。当社が製造しているPSP(ポリスチレンペーパー)製トレーは、軽くて強い、断熱性やクッション性、耐水性に優れた食品容器として知られています。

食品トレーは「かさばること」や「使い捨て容器」であることから様々な誤解も受けてきましたが、単価も安く、容積の95%以上が空気であるため、極めて省資源の容器だといえるのです。

図 例:カウンターディスプレイ

エフピコではリサイクルシステムを導入したことで、エコトレーでは2.42kg、エコAPETを使用した容器...

この先の内容は...

販促会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア