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小売主語になっていないか 必要なのは、企業を「横断して」出稿できる使いやすさ

公開日:2024年4月16日

国内でもますます活用が増えつつあるリテールメディア。しかしその中には、従来の商習慣の影響による「お付き合い」的な出稿もあると聞く。メーカーが本当に使いたくなるメディアサービスにならない限り、リテールメディアの成長はないのではないかと話すのがインストアサイネージ事業を手掛けるストアギークの取締役 安藤尚人氏だ。ジョンソン・エンド・ジョンソンでメディアプランニングやリテール連携施策に従事した安藤氏が考える、「メーカーが使いやすいリテールメディア」とは何か。

アドテクノロジー企業を2社経験した後、2016年にジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマーカンパニーに入社した安藤尚人氏。Eコマースを担当し、その後メディアプランニングも兼務。現在はリテールメディア事業を展開するストアギークにて取締役を務めている。ECプラットフォームやオフラインリテール向けの広告メディアプランニングを務めていたこともあり、メーカー勤務時代からリテールと連携したメディア施策には価値と課題を感じていたという。まさに、リテールメディアの領域だ。

現在もリテールメディア、とりわけインストアサイネージ事業に従事している安藤氏は、メーカーがリテールメディア活用に踏み切れない要因をどう捉えているのか。安藤氏は小売・流通各社のリテールメディアサービスが、「メーカーのマーケター向けにつくられたサービス設計になっていないこと」があるのではないかと話す。

というのも、これまでの小売とメーカーの商習慣によって、どうしても小売のほうが、力関係が上になってしまう構造がある。その関係性のままリテールメディアビジネスを展開していると、いわゆる「お付き合い」での広告出稿になってしまったり、あくまで小売目線でのビジネスとしてのリテールメディア事業展開になってしまうため...

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リテールメディア 理想と現実

「リテールメディア元年」という言葉が多く聞かれた2023年。たしかに、注目度や期待値は常に右肩上がりのリテールメディアですが、運用はまだ一部の大手ブランドに留まっている印象を受けます。今回はメーカーと小売・流通の両方の観点から、リテールメディアで叶えていきたい「理想」と、活用拡大を実現するために乗り越えなければならない「現実」に目を向ける特集です。媒体社である小売と、広告主であるメーカー。両者の「理想」と「現実」の差を埋めることがすなわち、日本国内の真の「リテールメディア元年」に近づくためのヒントになり得るのではないか。そのような仮説のもと、「リテールメディアの現在地」をまとめました。