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リテールメディア 理想と現実

リテールメディア 「認知獲得」と「販促」の両方使える特性が混乱を招く?

  • 益川竜介氏(ファイントゥデイ)

「TSUBAKI」や「uno」「シーブリーズ」などを展開するファイントゥデイでは、リテールメディアの活用を2017年から進めている。国内でリテールメディアという言葉が盛り上がり始めたのがコロナ禍だったことを考えると、比較的早い段階から広告出稿を開始していることになる。なぜ、同社はリテールメディアの活用を続けるのか。メディアとして感じる価値と、社内での統率の取り方を聞いた。

ファイントゥデイ
日本事業本部 ブランドマーケティング部 ヴァイスプレジデント
益川竜介氏

同社で日本国内のマーケティングを統括しているヴァイスプレジデントの益川竜介氏は、最初にリテールメディアに出稿したきっかけは「顧客との接点不足」だったという。チラシの効果がだんだんと薄れるなかで、生活者が購買を検討するうえで、チラシの代わりになり得るメディアを求めていた。

「当社がリテールメディアに感じた価値は“接点”です。店頭であれ、アプリであれ、流通が持っているお客さまとの接点に可能性を見出しリテールメディアの活用を始めました。流通が持つお客さまにアプローチしようと思ったら、これまではチラシやPOP、店内放送といったアナログなものはありましたが、オンライン・オフライン問わず売り場に入り込んで配信できる広告メディアは存在していなかったですよね。…

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この記事が含まれる特集

リテールメディア 理想と現実

「リテールメディア元年」という言葉が多く聞かれた2023年。たしかに、注目度や期待値は常に右肩上がりのリテールメディアですが、運用はまだ一部の大手ブランドに留まっている印象を受けます。今回はメーカーと小売・流通の両方の観点から、リテールメディアで叶えていきたい「理想」と、活用拡大を実現するために乗り越えなければならない「現実」に目を向ける特集です。媒体社である小売と、広告主であるメーカー。両者の「理想」と「現実」の差を埋めることがすなわち、日本国内の真の「リテールメディア元年」に近づくためのヒントになり得るのではないか。そのような仮説のもと、「リテールメディアの現在地」をまとめました。