販売・接客の現場で活躍する、キーパーソンに迫る本企画。今回は、二子玉川のBshopで働く中村早苗さんにフィーチャー。まったくの未経験だった接客業、ある想いから同店の開店と同時に入社した中村氏は、14年目を迎える接客をどのように捉えているのか。「今を大切にしたい」と考える中で、これまで接客で大事にしてきたことを教えてもらった。

Bshop 二子玉川店
中村早苗氏
同店のオープンにあわせて入社。2010年4月の開店と共に勤務開始。同店には、週に3日出勤している。
「できることを積極的に」働く日々が大切な時間
──まずは、中村さんのご経歴を教えてください。
最初は日本にアメリカントラディショナルスタイルを浸透させたファッションブランド「VAN Jacket」に勤務して、結婚を機に退職した後は、長い間専業主婦として過ごしていました。
今働いているお店との出会いは、「二子玉川で働きたい」と思ったことがきっかけです。幼少期は浅草の下町で育ったこともあってか、都会に広々と佇む二子玉川という街に憧れを持っていたのだと思います。
過去の経験から、アパレル業界に関心はあったものの...