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SNSで「買いたい」をつくる方法

インサイトを突いた切り口で量産 ショート動画の成功法則とは

SNS総フォロワー数185万人を誇るグルメ系アカウント「東京グルメ」。同アカウントが成功しているのは、グルメへの強みはもちろん、SNSマーケティングを熟知しているから。「東京グルメ」を運営するTotal Art Developmentに、SNS時代におけるショート動画制作の成功法則について話を聞いた。

安くておいしいお店を毎日紹介するグルメ系アカウント「東京グルメ」。TikTok、Instagram、YouTube、Twitterの総フォロワーは185万人を突破。人気のSNSプラットフォームを網羅しているのも特徴だ。紹介動画はいずれも30秒以内で、そのお店の一押しポイントがすぐに頭に入ってくる。

「東京グルメ」を運営するTotal Art Developmentはホームページ制作支援などWeb集客支援をメインとしている会社。今ではTikTokのNo.1グルメアカウントにまで成長した「東京グルメ」の戦略について同社担当者に話を聞いた。

「SNSでは、フォローしていないアカウントの情報も含めて雑多な情報が流れてきますよね。だからこそ、投稿内容がユーザーの目に触れた時、アカウント名とアイコンだけで何を価値として提供しているのか瞬間的に把握してもらう必要があります」。

発信している情報は本当に消費者が望むものか

では認知された後、継続的に自身が発信するコンテンツを見てもらうためにはどうすればよいのか。

「ショート動画に限らず、最も大事なのは販促目的の視点ではなく、見る側の視点。とにかく見ている人にメリットのある情報を提供することが重要です。例えば、1つの投稿に10個情報があるとすると、自社の販促ポイントは1~2つに絞るほうが望ましいです。さらに、動画の文脈に自然に馴染むものでなければなりません」。

消費者は自分にとって常に有益な情報提供をしてくれるアカウントには、フレンドリーな印象を抱くもの。自分が親しみを感じている人間の話には耳を傾けるが、そうでなければ話を聞かない場合も多い。そのため、まずは「自分に有益なアカウント」だと認識してもらう必要がある、と運営担当者は話す。この姿勢は企業からPR動画の案件があった際にも伝えているという。

「企業から依頼された内容をそのまま動画にすることはあまりなく、訴求点が本当に消費者のニーズに合ったものかを一緒に考え直すこともありますね。撮影する前には必...

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SNSで「買いたい」をつくる方法

認知から購買、情報拡散まで生活者のカスタマージャーニーのほとんどをカバーするようになったSNS。その結果、認知獲得を目的とする広告運用、ファンづくりのための自社アカウント投稿、認知後に購買へ繋げるEC誘導など、SNSが担う役割が多様化しました。それに伴って生活者がSNSで購買意欲を掻き立てられるポイントも複雑性を増しているのではないでしょうか。本特集では、「情報接点」であり「モノを買う場所」としても機能を持つようになったSNSにおいて、今の消費者にとっての「買いたい」をつくる方法を解説します。