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明治時代から続く老舗材木店 時代の変化に応じビジネスを変革

マンションリフォームに対応 地元新宿に多い飲食店需要 デジタル加工機でスマホケースも製作

木材を加工した商品の並ぶ店頭。「木で遊ぼう」と記された看板が店の特色をあらわしているかのよう。ちなみに店頭の自販機は月7万を稼ぎ、2年に1度出かける社員旅行にも貢献してくれるという。


地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅から約3分歩くと1階に大きな材木倉庫のあるビルが見えてくる。倉庫に沿って角を曲がるとそのビルの一隅に木材を様々に加工した商品を扱う店舗がある。「明治時代初期、1878年に先祖が遠藤材木店を創業し、戦後にこの新宿御苑前に移ってきました」と語るのが七代目社長の遠藤通郎氏だ。

近年、木造住宅の減少に伴い木材需要は減っている。「親父の代以降、エアコンやトイレの入れ替えなども含むリフォームの仕事がメインになってきました。マンションのエレベーターに入るよう木材をカットして運ぶなど大手通販や運送会社の手の届きにくいきめ細かい作業を心がけています」と社長は明かす。

工務店や建築業者以外の一般顧客を開拓するため、「私が店に入った90年代後半に、同業はまだほとんど持っていなかったWebサイトを自らホームページビルダーと首っ引きで作りました」と言う。「Facebookなども始めたのは早い方です」。サイト上では社長自ら自社を紹介し、求める人材を語るYouTubeコンテンツも上げている。今年6月からは最新デジタル加工機を使った加工サービスの説明も加えた。

直近では、コンピューター制御による切断機であるCNCルーターや文字やロゴを刻印できるレーザー加工機を購入した。店舗ではそれらの機器を用いて端材を加工したまな板やスマホケース、果てはスマホを置いて音を...

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