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消費者と会話をする商品づくり

公開日:2022年1月30日

敷島製パン/たっぷりホイップあんぱん

ひさしぶりに「正直なメッセージ」の商品パッケージに店頭で出会いました。敷島製パン(パスコ)のパン「たっぷりホイップあんぱん」です。商品パッケージの一等地にシンプルに「#たっぷりホイップクリスマス」のハッシュタグ投稿を促す文言。

いちばん驚いたのは、その商品面に「SNS投稿のプレゼントキャンペーン概要」の要素が一切ないことです。通常のプロモーションであれば、「企業アカウントのフォロー」をうながし、そして、抽選のインセンティブ(景品)が明記された告知枠があるのが一般的です(今回は、裏面に企画概要の告知欄がありました)。

つまり、顧客のSNS投稿モチベーションが「景品ありき」で行われることが多いのがメーカーが仕掛けるSNSキャンペーンです。しかし、こちらの商品は、このパッケージが売り場に並んだ時から、景品目的と感じさせない、一般のお客さまの自然な、ポジティブな投稿であふれています。

同時に驚いたこととして、「インフルエンサー」のようなPR投稿も見当たりません。通例、このような企業が主催するSNS投稿キャンペーンでは、プロモーションのスタートダッシュ機運をつくるべく、インフルエンサー活用を行うのが通例です。

顧客の声に耳を傾ける

そして、さらに驚いたことには、ハッシュタグを遡ると約3年前からも「#たっぷりホイップクリスマス」という投稿があり、クリスマスシーズンには、長く...

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