コロナ禍で得た手法、非接触のテスター

公開日:2021年12月22日

資生堂/アクアレーベル 化粧水テスター

コロナ禍での新しい生活様式の中で、買い物行動も大きく変わったことは、もはや周知の事実だろう。自宅にいながら様々な買い物が可能となり、PCやスマホを介した遠隔接客なども行われるようになった。コロナ禍での緊急対応であった施策もあるが、利便性の高い手法は今後も残っていくと思われる。

大きく変わった買い物行動の中に、「非接触」での買い物がある。ウイルスへの感染リスク対策として、可能な限り展示商品などには触れず、触れるとしても手を消毒できるよう近くに消毒液などが置かれている。商品に触れられることがメリットであるはずのリアル店舗での買い物においては、商品説明や販売にさぞ苦労をしたことだろう。特に影響を受けた商品の一つが化粧品だ。

店頭からテスターが撤去され、商品を試して購入することがしづらくなった。自分の肌に合うかどうか確認できないことは、買い物客にとっても商品を選びにくいはずだ。このような状況の中で、コロナ禍でお馴染みとなった仕組みをテスターへ取り入れ、「非接触」での試用の場を提供している事例があった。

自動噴霧器を使用したテスター

資生堂のアクアレーベルは、専門店やGMS、ドラッグストアなどで販売されているセルフスキンケア化粧品である。

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