編集部に届くニュースリリースから、業界の動向を編集部が紹介します。
「ネット広告」の規制強化が活発 過度な販促活動を省みる
POINT
①成長を続けるネット広告の規制・ルール強化
②業界プレイヤーの動きが活発化
③販促活動における倫理観が重要に
Googleがインターネット利用者の閲覧履歴を追跡する技術の使用制限を強化するなどをはじめ、近年、インターネット広告におけるルール整備・規制に関する動きが活発だ。編集部にも「アフィリエイト広告」「ネット広告における表現」「ネイティブアドネットワークによる規制強化」など様々な情報が届いている。
インターネット広告費は2019年にテレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連)を超え、広告市場において大きな割合を占めてきている。しかし、その急激な伸びに、ルールが対応できていないのが現状だ。テレビのように、媒体企業も出稿企業も限られている状況ではルールが機能しているが、インターネット上には様々な媒体や出稿主がいるため、各自の倫理性に任せることも、ルールを徹底していくことも難しい。
これらは昔から指摘されてきた問題だが、それらに危機感を覚えた業界の各プレイヤーがいま動き出している。ネット広告で販促を行ってきた出稿主に大きな影響を与える動きのため、ぜひ注目したい。
出典:2020年日本の広告費インターネット広告媒体費詳細分析
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ヤフーは6月8日、広告サービス品質向上のための審査実績をまとめた2020年度「広告サービス品質に関する透明性レポート」を公開。本レポートにて、2020年度は入稿された広告素材において、Yahoo! JAPAN広告掲載基準や広告入稿規定などの各項目で非承認となった件数が...