ライブ配信の効果が求められる1年

公開日:2021年2月25日

嵐の「This is嵐 LIVE 2020.12.31」、サザンオールスターズの「ほぼほぼ年越しライブ 2020『Keep Smilin'〜皆さん、お疲れ様でした!!嵐を呼ぶマンピー!!〜』」。どちらも2020年の大晦日の日に行われたライブ配信である。これほどまでにライブ配信が注目され、メディアで取り上げられることはなかったと思うが、新型コロナという予期せぬ状況の中で新しいエンタメのあり方、楽しみ方が誕生した2020年の象徴的なビックタイトルだ。

この2つ以外にも、毎年恒例となっているスマホゲームのモンスターストライクの「モンストカウントダウン'20→'21」も配信され、視聴数もこれまで以上に良かったと聞いており、いつも以上の人々が、ライブ配信と共に年越しをしたのではないだろうか。

ライブ配信が身近になった年

アーティスト系のライブもゲーム系の配信もコアなファンがいるので、ある程度の視聴数が見込めるが、いずれにしても昨年はコロナの影響もあり、芸能人が自身のアカウントを通してのインスタライブを行ったり、企業がリアルイベントの代わりにライブ配信に切り替えたりすることが増えた。そして冒頭にも触れたようにビッグアーティストが配信を行い、その度にメディアでも取り上げられ、“ライブ配信”自体が身近に感じられる1年となったことは確かである。

配信技術を提供している我々にとっても、非常に心強い状況ではあるのだが……2021年は...

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