ランドセルメーカーのセイバン(兵庫・たつの)は、子どもの名前と紹介文を記載したオリジナルの国語辞典を小学館とコラボして制作。12月15日から学習雑誌『小学一年生』の年間定期購読のセット商品として、特設のオンライン販売サイト「新入学おめでとうストア」にて販売開始した。
この国語辞典は、11月16日から12月11日まで、セイバンの直営店と公式オンラインショップでランドセルを購入した人に向けたキャンペーンの賞品として提供していた。しかし、購入者の25%以上という高い応募率に加え、強い要望も複数寄せられるなど予想を超える反響があり、数量限定での販売に踏み切った。具体的には、「記念に購入したい」「子どもが受験で行き詰まったときや勉強が嫌になってしまったときなどに、心を和ませるアイテムになるのではと思い、ぜひ商品化してほしい」といった声が聞かれたという。
1冊ずつ作成することもあって販売価格は高価だが、「着実にご購入いただいています」と、セイバンの日高洋氏は語る。
両社は、ターゲット層が同じため、これまでも雑誌の誌面や付録などで共に様々な取り組みを行ってきた。そんななか、小学館の福利厚生の一環として名前入りの辞典をつくっているという話をセイバンの担当者が聞き、それなら子どもたちや家族にも喜んでもらえるのではと考え、企画が具体化したという。

子どもの名前と紹介文は、一般的な言葉と同様に、国語辞典のページ内に掲載される。