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店舗のメディア化で変わる売り方

ゲームと遊ぶ人をつなぐ「メディアとしてのカフェ」

ゲーム会社フライハイワークスは、同社が運営する喫茶店「フライハイカフェ」で、名前の入ったゲームカセットを店舗の壁一面に貼り付けるというユニークなイベントを実施。ソーシャルメディアを中心に話題となった。

「フライハイカフェ」の内観。壁面のカセットは名前の書いてある面を向けて、貼り付けてある。

全国からファンが来店 ライトな層にもリーチ

ゲーム会社のフライハイワークス(東京・台東)は11月16日から12月22日にかけ、同社が運営する喫茶店「フライハイカフェ」(東京・千代田)で、イベント「名前入りカセット展2019」を開催した。名前の書かれたゲームカセットを収集・管理し、持ち主へ返すことを目的とした非営利団体「名前入りカセット博物館」とのコラボレーション企画。

イベントを取材したWebメディアの記事がTwitterで1万5000リツイートされるなどして話題になり、当初の予定から2週間ほど期間を延長。来店者数は、イベント前と比較して5倍になったという。

フライハイワークスの黄政凱社長は今回のイベントについて、「気軽にカフェへ立ち寄ってもらえればと考えたが、多くの新規の方に楽しんでいただき、来店機会としての手応えを感じている」と話す。

イベントでは、「フライハイカフェ」の壁面に、任天堂の「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」や「スーパーファミコン」などのゲームカセット1000本以上を掲示。それぞれには、以前の所有者と思しき名前などが書かれている。

こうした名前入りのカセットは、自ら中古ショップに買い取ってもらったり、友人に貸したままになっていたり、さまざまな経緯で、世に出回ったもの。もし、自分が所有していたカセットだと示せた場合、3つの条件を満たせば、その場で受け取ることができる。①カセットは手渡しで返却。②カセットは思いの額で買い取り。③カセットにまつわるエピソードをWebにて公開する …

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店舗のメディア化で変わる売り方

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