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「5G」でさらに加速する?IoTで変わる実店舗

「食べたい」瞬間をとらえる AI音声アシスタントで受付

スマホに話しかけて来店受付ができるサービスを「スシロー」が導入した。かねてからスマホ活用を進めており、持ち帰りでは、スマホで注文と認証できるボックスの配備も進めるという。

あきんどスシローは5月13日、2019年下期事業戦略発表会で、創業35周年を記念したフェアの開催や、「Googleアシスタント」による来店受付などについて発表した。写真はスシローグローバルホールディングスの水留浩一社長

ハンズフリーで需要のすくい取り

回転すしチェーン大手の「スシロー」は5月13日、グーグルの音声認識技術「Googleアシスタント」を活用した、来店受付を始めた。グーグルのOS「アンドロイド」を搭載したスマートフォン利用者が主な対象だが、アップルのiPhoneユーザーでも、「Googleアシスタントアプリ」をインストールすれば利用できる。

「Ok Google、スシローでいまから4人」などと話しかけると、利用者の位置情報に基づき、付近の店舗を紹介。さらに、そのなかから行きたい店舗を伝えると受付完了となる。

「Googleアシスタント」による受付(予約)の目的は、「受付(予約)の手間を省き、より簡単にすること」による「需要のすくい取り」にある。

「お客さまに『何か食べたい』という欲求が発生した、まさにその瞬間をとらえ、受付完了まで実行できる点が大きい。音声アシスタントなら、スマホを手に持たない、ハンズフリーの状態でも使うことができる。さらには、Googleマップと連携しているので、店舗までの経路を調べやすいというのもメリット」と、あきんどスシロー情報システム室の坂口豊・室長は話す。

スマホに「スシローでいつもの店舗登録」と話しかけ、よく訪れる店舗を予め登録しておき、受付をより簡単にすることもできる。さらに、「スシローで『まいどポイント』を貯めたい」と話しかけると、割り引きや特典との交換に使えるあきんどスシローのポイントサービス「まいどポイント」が来店時に付与されるようになる。

店頭では、チェックイン後、順番が来た時点でスタッフにスマホ画面を見せる流れ。アプリと同じような画面設計とし、スタッフの混乱を防いでいる。本部側ではアプリ受付か「Googleアシスタント」受付かは区別している。順番が来ても「チェックイン」していなければ、30分後に自動キャンセルとなる。

さらに今後、一部の店舗で、待合スペースにあるデジタルサイネージで受付番号の順番を表示する予定もある。

「ご来店後にお待ちいただくストレスを少しでも解消できればと考えています」(坂口氏) …

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