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[PR] タクシー車両内のデジタルサイネージ富裕層向けに訴求

月刊『販促会議』2019年4月号に引き続き、今号もOOHを特集する。今回は国内外から26の、好事例と新たに生まれたメディアを紹介。OOHは、経済の状況を率直に反映するバロメーターと言っても過言ではない。街の景色に華やかさを添える存在とも言えるからだ。OOHがなければ、そのエリアは元気がなく見えてしまう。逆に言えば、OOHが活況となればなるほど、そこに集まる人々の気分も高まるもの。人は活発な勢いを感じる場所に集まるのだ。前号紹介事例と合わせて、参考にしていただきたい。

    Media Organizer

    IRIS

    Media

    Tokyo Prime

    <DATA>
    サイズ:1080p(W:1920xH:1080)、長さ(尺):Premium 最大60秒、Collaboration/Standard/Target 最大30秒


「Tokyo Prime」は、タクシー大手の日本交通の車両をはじめ、全国8都市を走るタクシーの後部座席に設置されたデジタルサイネージだ。ことし3月時点の導入台数は約1万台。東京都内5500台、地方主要都市では4500台という比率となっている。ターゲットは全国の高所得者層やビジネス層で、月間のべ700万人にリーチできるのが売りだ。

2019年4月からは東京以外の都市のタクシーへの導入に力を入れる。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催期間中をめどに、全国で5万台への設置を目指す。国交省の統計では2016年度の法人タクシーの車両数は約20万台。単純計算でタクシー4台に1台は「Tokyo Prime」を搭載することになる。

デジタルサイネージは、「Japan Taxi」アプリのほか「Google Pay」「Apple Pay」などのモバイル決済の端末としても利用できる。これが車両導入の追い風となっているようだ。「Tokyo Prime」の特徴は、タクシーの個室のような空間で、乗客の真向かいという至近距離から、高精細な動画広告を音声付きで届けられる点。

従来のタクシーにありがちな、乗客のコンプレックスに訴える商材の広告を並列させないポリシーも敷いている。「Tokyo Prime」での広告のブランドを毀損しないようにするためだ。

2016年6月からのサービス開始当初は法人向けの広告がメインで、決裁権者を対象としたプロモーションが多かったが、最近は富裕層をターゲットに高価格帯の家電や時計、アパレルのほか、自動車や化粧品、雑貨、旅行の広告主も増えてきた。

昨年には、「Tokyo Prime」の広告枠をグーグルの広告自動買い付けシステムで購入できるようにもなった。また、東南アジアの配車サービス、モバイル決済などで数百万人規模のユーザーを持つGrabと提携。国境を飛び越えようとしている。