中国IT最大手アリババグループは、中国市場での海外ブランドの販売を拡大する「グレート・インポート・センター」、オンラインとオフラインを統合する「ニューリテール戦略」を進めている。日本企業の参画も始まった。

ストライプインターナショナルは、アリババと業務提携した。
Tモール・グローバル実店舗をオープン
中国IT最大手アリババグループと、同グループの日本法人アリババジャパンは5月22日、日本ブランドの中国市場向け越境Eコマース進出・販売支援サービス「ジャパンMDセンター」の1年間の活動実績を報告する「ジャパンMDセンター・アニュアル・カンファレンス」を開催した。
同カンファレンスには、ベビー・マタニティ、化粧品、健康食品、トイレタリー、食品などの分野から275人が参加。出店企業を代表してサントリーやアシックス、ストライプインターナショナル、コーセーが、それぞれの取り組み事例を紹介した。
アリババグループの2017年4月から2018年4月における流通総額は、7680億ドルに達し、モバイルの月間アクティブユーザーは6億1700万人を突破したという。
日本ブランドに対する中国の消費者からの人気も根強く、2017年4月から2018年4月の越境Eコマースプラットホーム「Tモール・グローバル」における流通総額の国別ランキングでは、日本が1位を獲得。日本ブランドの流通総額の前年比は122%増と急伸した …