10億人のユーザーを抱えるソーシャルメディア「WeChat」などで知られる中国IT大手テンセントは、中国市場での事業戦略をテーマとしたカンファレンスで、さらに増える中国人消費者の需要について紹介した。
訪日の中国人客が2020年に消費額2兆4800億円の試算
中国市場での事業戦略をテーマとしたカンファレンス「China Internet Day」(主催=日経クロストレンド、日本マーケティング境界)が4月19日、東京・六本木で開かれた。
中国のテンセントインターナショナル・ビジネス・グループから登壇したのは、シニアディレクターのベニー・ホー氏と、ジャパンビジネスマネージャーの中島治也氏。
2017年の訪日中国人観光客数は740万人。訪日外国人観光客全体の約4分の1に当たる。滞在中の1人当たり平均消費額は23万円とトップで、多くが買い物での支出だった。
ホー氏は、「中国人観光客の規模、消費欲、日本に対する興味はこれからも伸び続けるでしょう。当然ながら、日本企業は今後も長期的に大きく成長するであろう、このチャンスを活用すること考えるべきだと思います」と話す。
「China Internet Day」にはほかに、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)、Eコマースプラットホーム「JD.com」などの提携企業からもプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われた …